昨日のpさんに引き続き、地震関連について書かせていただきます。
地震発生当時、実は私はお休みをいただいて、家族でディズニーランドにいました。
尋常ではない長い横揺れを感じ、パーク内は騒然としました。
パーク内の地盤や建物には見た限り明らかな損壊はなく、さすがディズニーだと思いましたが、全アトラクション即停止、出口も安全確認の為に即封鎖されました。
建物内にいたゲスト、キャストも全員屋外に即避難し、そのまま約4時間、建物の安全確認ができないという理由で、寒さ対策で配られたビニール袋を被って外でひたすら待機させられました。
たった4時間でしたが…。
寒い中飲まず食わずで、トイレにはこれまで見たこともない程の長蛇の列。
我が家の子供達はなんとか耐えてくれましたが、中には疲れて泣き叫ぶ子、乳幼児を抱えて何かを求め、キャストに必死に訴える母親、具合の悪そうなお年寄りもいたりして、キャストが必死に対応していました。
夕方になりやっと一部のレストランが暖を取る為に開放されましたが、パーク内にいた7万人が入りきれるわけもなく、あっという間に床まで座り込む人々で埋まり、疲れ切った表情で外で待機し続ける人達の数は全然変わっていませんでした。
我が家は押し倒し等の怪我を避けたかったのでレストランには向かわず、ひたすら外で出口が開くのを待っていましたが…。
本当に寒く、手足も冷え切ってしびれ始め…。
しかし時折流れる放送は何度も同じ内容で、地震発生の時刻と、建物の安全確認をしているので待つように、との繰り返し。
いつになったらパーク外に出られるのか不安で不安でたまりませんでした。
午後6〜7時だったでしょうか、じっとしているのにも耐え切れなくなり出口付近に行ってみたら、出口封鎖が解除され、少しずつ外に人が流れていたので、我が家もその波に乗ってなんとか出ました。
その後、行きはたったの15分だったホテル間とのシャトルバスが帰りは大渋滞や迂回で2時間もかかりましたが、なんとか無事ホテルにたどり着きました。
我が家はホテルを取っていたので助かりましたが、電車も路線バスも止まり高速も封鎖され、そのままパーク内で夜を明かした人達が3万人近くもいたそうです。
シャトルバス内から目にした浦安の街は、報道でも少し見られたようにひどく液状化していました。
泥状のものが大量に路面に湧き出てきて道路は悲惨な状況、歩道のブロックや大型店舗の入り口付近等が倒壊し、バス停や看板が傾いていました。
埋め立て地の脆さを目の当たりにし、なんとも言えぬ恐怖心が高まりました。
でも…、私は本当に少しだけ地震の被害に遭いましたが、ホテルに戻ってテレビをつけた直後、この経験程度など何ともなく思えました。
報道で目にした、このありえない日本の状況…。
もうただただ信じられず悲しく、言葉もありません…。
今でも救助を待っている1人でも多くの方の命が無事救われてほしい、と切に願うばかりです。
私の父が電力関係の仕事(水力)だったのもあり、幼い頃、ダムと発電所があった山間部近くで育ったので、原発と電力の状況も非常に気になります。
原発周辺住民の方々はもちろん、命を危険にさらして日夜作業にあたっている方々…。
埼玉にいてなにもできない自分が本当にもどかしいです。
父から、『原発の電力がないと日本の電力はまかないきれないんだぞ』、と子供の頃聞かせられましたが、今まさにその状況が起こっています。
実家のある茨城を含む、多くの地域で既に停電しています。
断水もしていて固定電話も繋がらず、ライフラインがズタズタです。
今日は休日なのでまだ需要電力が抑えられていますが、明日からは需要電力量(4100万キロワット)が供給できる電力量(3100万キロワット)を超えてしまうそうです。
その為、150万世帯ごとに昼間3時間ずつの輪番停電を、明日から最低でも1週間は行うことが検討されているようです。
ちっぽけな自分にできる小さなこと。
まず、出来る限りの節電。
そして被災された方々の助けに少しでもなれるよう、インターネットで募金しました。
復興にどれだけの時間がかかるのか…想像もつきません。
被災された方々のことを想い、自分にできることをこれからも実行していこうと思います。
まだまだ余震も続いています。
皆様、十分ご注意下さい。
思うことが多々あり、大変長くなってしまい失礼致しました。
青リンゴでした。